AMD

 

ボイスメールを検出(AMD)connect storm OUTBOUNDのダイヤラーキャンペーンで生成された通話の接続先が留守番電話である可能性が高いかどうかを判定し、その結果に従って分岐を行います。

メモ:このアクションセルは、お住まいの地域の法律でAMDの使用が許可されている場合にのみ使用してください。 

メモ:アクションセルはOUTBOUNDスクリプトでのみ使用可能です。ただし、スケジュールされたコールバックや、「プレビュー」タイプのOUTBOUNDダイヤルキャンペーンに対応していません。スケジュールされたコールバックまたはプレビューダイヤルコールを使用する時、このアクションセルのすべてのインスタンスを迂回させてください。 

これは、留守番電話の場合、人間より、接続直後の無音期間と話す時間が長い、いう特徴に基づいて作られています。アウトバウンドコール接続直後の無音期間、または話す時間、あるいはその両方を調べるられるように、このアクションセルで設定できます。

接続されているアウトバウンドコールの無音期間または話す時間が、アクションセルの設定されている継続時間の設定と一致する場合は、接続されているコールは留守番電話とみなされます。ただし、設定された継続時間より短い継続時間でも留守番電話を示していると思われる場合は、その継続時間にパーセンテージで表される許容値を適用できます。その後、アクションセルはパーセンテージで表される許容値を使用しコンフィデンスレベルを計算します。この値は、アウトバウンドコールの無音期間または話す時間が留守番電話のものであることを、アクションセルがどの程度確信しているかを示します。

下記の図は、測定された接続直後の無音期間が設定されている2000ミリ秒に至るまでのコンフィデンス値の分布を示しています。この図は、ゼロ以外の許容値設定では、アクションセルのコンフィデンスレベルが最初は低いですが、測定された継続時間が設定値に近づくにつれて徐々に上がります(設定された2000ミリ秒の継続時間を超えると、最終的に100%に達します)。許容値が高ければ高いほど(つまり、設定された継続時間を下回る値が留守番電話を示すのを認めること)、設定した継続時間から乖離したところにコンフィデンスレベルが構築されます。

メモ:接続直後の無音期間と話す時間の両方を使用して留守番電話を検出している場合は、アクションセルは2つの継続時間の平均に基づいて全体的なコンフィデンスレベルを計算します。

 

 

セルのコンフィデンスレベルが上がると、接続先が留守番電話であると想定するレベルを決定できます。そのレベルを決定するには、「コンフィデンスしきい値」(0~100)を設定します。例えば、しきい値を80%に設定すると、セルのコンフィデンスレベルが80%になった場合は、接続先が留守番電話であるとみなされます。これは、設定された値から特定の期間離れたところにあり、許容値が高いほどより離れます。

メモ:アクションセルでは、周囲の騒音などの要因は考慮されません。 

プロパティ

「AMD」セクション

「詳細」セクション

「AMD」セクション

オプション

内容

全体の入力タイムアウト

接続先が留守番電話であるとアクションセルによって判定する時間(ミリ秒単位)を設定します。タイムアウトに達した時点で、コンフィデンスレベルが計算され、コンフィデンスしきい値により決定される遷移点に沿って実行が続行されます。

0~10秒の値を1ミリ秒単位で指定できます。

ASRコンフィデンスしきい値

「留守電」遷移点に沿って実行が進められる、アクションセルのコンフィデンスレベル。アクションセルがコンフィデンスレベルに達しない場合は、実行は常に「不明」遷移ルートに沿って続行されます。

「詳細」セクション

このセクションでは、接続直後の無音期間と留守録メッセージ時間のいずれかまたは両方のプロパティを設定してください。

遷移点

内容

接続直後の無音期間を考慮する/

無音期間/

無音期間許容値

アクションセルで、コールが留守番電話に接続されているか判断するときに接続直後の無音期間を考慮する場合は、「接続直後の無音期間を考慮する」チェックボックスを選択したままにしてください。それ以外の場合は、チェックボックスを選択しないでください。選択しない場合は、話す時間のみに基づきルーティングされます。

無音時間。(デフォルトは2000ミリ秒です)。「無音期間許容値」がデフォルト設定0のままであると仮定し、留守番電話を示すミリ秒の接続直後の無音期間です。0~10秒の値を1ミリ秒単位で指定できます。

留守番電話を指定するための設定した時間よりも短い継続時間が予想される場合にのみ、許容値を大きくします。

留守録メッセージ時間を考慮/

留守録メッセージ時間

留守録メッセージ時間許容値

アクションセルで、コールが留守番電話に接続されているか判断するときに話す時間を考慮する場合は、「留守録メッセージ時間を考慮」チェックボックスを選択したままにしてください。それ以外の場合は、チェックボックスを選択しないでください。選択しない場合は、接続直後の無音期間のみに基づきルーティングされます。

無音時間。(デフォルトは2500ミリ秒です)。「留守録メッセージ時間許容値」がデフォルト設定の0のままである前提で留守番電話を示すミリ秒の話す時間です。0~10秒の値を1ミリ秒単位で指定できます。

留守番電話を指定するための設定した時間よりも短い継続時間が予想される場合にのみ、許容値を大きくします。

遷移点

遷移点

内容

留守電

アクションセルが、設定されたプロパティに基づき、接続先を留守番電話と識別した場合に実行されます。

不明

アクションセルが、設定されたプロパティに基づいて接続先を留守番電話として識別しなかった場合に実行されます。接続先が留守番電話か人間かのいずれかであった可能性があります。

エラー

内部エラーが発生した場合。