着信処理スクリプトの作成

次の操作を行ってください。

「FLOWアプリケーションの概要」を参照すると、以下のセクションの参考となります。

  1. FLOWを起動したら、表示されたダイアログの「新規」ボタンをクリックしてください。

  1. 「新規作成」ダイアログで、スクリプトタイプを「INBOUND」のままにし、「新規スクリプトの作成」ボタンをクリックしてください。

アクションセルを追加

  1. ボタンをクリックし、対象となるアクションセルパネルを展開表示してください。

  2. パネルから目的のアクションセルタイプをドラッグし、ワークスペースの[スタート]アクションセルの右側にドロップします。

  1. 必要なだけアクションセルを追加します。

メモ:アクションセルを削除するときは、アクションセルを選択し、「アクションセルのプロパティ」パネル をクリックしてください。

メモ:複数のアクションセルを1回のドラッグで別のワークスペース位置に移動するには、ワークスペースの下にある「複数選択」ボタンをクリックし移動させたいアクションセルを線で囲んでください。このボタンを使用する代わりに、キーボードの[Shift]キーを押しながらアクションセルの周りを線で囲んでください。

アクションセル間のフロールートの設定

アクションセル同士を接続し、インタラクションフロールートをスクリプトに設定します。 

アクションセルの接続

  1. [スタート]アクションセルのコネクタ (アクションセルの右側)をクリックしてください。大きな矢印が表示されます。

スクリプトで実行する最初のアクションセルをクリックしてください。2つのアクションセルが接続されます。

  1. 最初に接続元セルの コネクタをクリックしてから、接続先セルの適当な位置をクリックすると、2つのアクションセルをつなぐことができます。接続先セルを選択するとダイアログが表示され、接続元セルの遷移点でリンクオプションを設定し、ルートの動作を制御するよう求められることがあります。適切な遷移点を選択して「続行」をクリックしてください。(遷移点については、「FLOWアクションセルリファレンス」を参照。)以下の例は、[メニュー]アクションセルを別のアクションセルに接続したときに現れるダイアログです。このユーザーは、DTMFエントリで「1」を押したときに、この遷移点から次のアクションセルに移動するように設定しています。

  1. すべてのアクションセル接続を完了します。

別のアクションセルへの接続の移動

  1. 接続を右クリックし、コンテキストメニューから「移動」を選択します。
  2. 新しい接続先アクションセルをクリックしてください。

アクションセルの遷移ルートの動作の編集

  1. 接続を右クリックし、コンテキストメニューから「編集」を選択します。
  2. 表示された「リンクのオプション」ダイアログでオプションを編集し、「続行」をクリックしてください。

アクションセルプロパティの設定

  1. アクションセルを選択し、「アクションセルプロパティ」パネルでプロパティを設定します。

すべてのアクションセルには3つの一般プロパティがあります:「アクションセルID」「アクションセル名」、 および「アクションセルの色」です。アクションセル名はワークスペースに表示される名前で、色はアクションセルの境界の内側にある画像の色です。必要に応じて変更してください。以下の図では、[メニュー]アクションセルの名前を「オプションを選択」に、色を赤に変更した結果を示しています。アクションセルのIDや動作には影響しません。

すべてのFLOWアクションセルのプロパティと遷移点については、「FLOWアクションセルリファレンス」を参照してください。

アクションセルの入力フィールドにアスタリスク(*)が付いているものは、入力が必須のものです。

アクションセルフィールドでは、リテラル値(値の直接記入)か変数、またはその両方を使用できます。リテラル値の先頭には「=」を付けてください。

メモ:日付値はリテラルではなく変数として指定する必要があります。

  1. 「アクションセルのプロパティ」パネル「保存」をクリックし、アクションセルのプロパティを保存してください。
  2. 「不完全なセル」パネルのステータスを確認します。

または 記号でマークされます。

は、完全に設定されていないアクションセルがワークスペースに1つ以上あり、解決するまでスクリプトをコミットできないことを表します。 ボタンをクリックしてパネルを展開すると、詳細が表示されます。

以下の表を参照し、不完全なアクションセルを解決してください。

不完全なセル項目

内容

遷移ルートを完了

灰色で表示されている場合、実行するアクションはありません。(上の図のように)灰色で表示されていない場合は、ワークスペース上の1つ以上のアクションセルに、他のアクションセルに接続されていない遷移ルートがあります。 

以下の例では、コンタクトにルーティングアクションセルの「エージェントに転送」遷移点は別のセルに接続されていますが、使用可能なその他の遷移ルートが接続されていません。

「アクションセルのプロパティ」パネルでは、その他のルートが(灰色ではなく)有効になり、チェックボックスは選択されていません。

チェックボックスを選択して完了とするか、ワークスペースに戻って、これらの遷移ルートを他のセルに接続する必要があります。チェックボックスを選択すると、条件(「成功」など)が満たされた場合、FLOWではその遷移ルートが無視されます。つまり、そのイベントに対して特別な処理は不要ということになります。着信の場合は、通話が終了し、クリアダウンハンドラスクリプトがトリガーされます(設定されている場合)。

アクションセルのプロパティに行った変更を忘れずに保存してください。

「未完成なセル」パネルの「遷移ルートを完了」ボタンをクリックすると、スクリプト内のアクションセルのすべての遷移点を簡単に完了にできます。すべてのアクションセルの変更が自動的に保存されます。

<アクションセルのIDと名前>

アクションセルに設定されていないプロパティが1つ以上あります。アクションセルの項目をクリックしてください。クリックすると、アクションセルがワークスペースの中央に表示され、「プロパティ」パネルが開きます。プロパティを確認して設定し、変更を保存してください。

スクリプトの保存とコミット

  1. 画面右上にあるメニューから「上書き保存」を選択します。

  1. スクリプトに分かりやすい固有名を付けて、「続行」をクリックしてください。

  1. そのスクリプトがライブ展開できる状態になっている場合は、「コミット」を選択します。「コミット」した場合は、スクリプトの保存と同様に公開が行われ、アクセスポイントを設定するモジュールであるconnect storm INBOUNDなどの他のconnect stormアプリケーションでもそのスクリプトが見えるようになります。スクリプトがまだ展開できる状態にないものの、完了したところまでを保存したい場合は、「保存」をクリックしてください。 

初めてスクリプトをコミットすると、スクリプトの「バージョン1」が生成されます。このバージョンは、スクリプトが呼び出される場合は、実行されます(例えば、このスクリプトがアサインされているアクセスポイントへの着信などに)。

「FLOWスクリプトのバージョン」も参照してください。