コンタクトにルーティング

 

connect storm UC and CONTACTで設定されたユーザー、またはトリートメント(キューやハントグループなど)に通信をルーティングします。

 

メモ:ウェブチャットまたはソーシャルメディアでの問合せがconnect storm UCにルーティングされる場合、実行されるのは、ルーティングされた直後ではなく、UCでの応対終了時点からです。

プロパティ

「コンタクトにルーティング」セクション

「入力」セクション

「出力」セクション

「レコーディングオプション」セクション

「コンタクトにルーティング」セクション

オプション

内容

トリートメントタイプ

connect storm UCのトリートメントタイプを選択してください。

トリートメント

個別のユーザーまたはトリートメントを選択します。

「ボイスメール検索」トリートメントタイプを選択したときは、誰のボイスメールボックスに通話をルーティングするかを指定するため、ユーザーの名前/ユーザー名を、先頭に「=」を付けて記入してください。入力を行わないと、発信者はメールボックス内線番号の入力を求められます。

「コールバックキュー」トリートメントタイプを選択したときは、キューに入った発信者は折り返し電話番号の入力が促されます。

「ボイスメール」を除くすべてのトリートメントタイプでは、静的固定値指定の他に、変数を使用した「動的トリートメント」を選択可能です。トリートメントの、名前、内線番号、ID、またはデータベースで検索した値を使用できます。

優先エージェントにルーティング

トリートメントタイプが「コンタクトキュー」の場合に使用可能なオプションです。

「優先エージェントにルーティング」を参照してください。

待機者の優先度

キューの優先順位付け機能を利用し、かつ、トリートメントタイプが「コンタクトキュー」の場合に適用されます。

お客様に対する優先度の、初期値を記述してください。=で始まるリテラル値か、整数変数にしてください。

メモ:待機者の優先度に基づくルーティングは、デフォルトではご利用いただけません。必要があればお申し付けください。

内部ルートとして設定

トリートメントタイプが「ユーザー」あるいは「ハントグループ」の場合に使用可能なオプションです。

ユーザー(またはハントグループ内のユーザー)の対応可否ステータスが[受付可(内線のみ)]の場合でも、選択したユーザーまたはハントグループの宛先電話機を呼び出すようにしたい場合は、このオプションを選択してください。 

通常、connect stormは、FLOWスクリプトからユーザーにルーティングされたすべてのコールが、組織内の他のユーザーまたはSIPトランクからのコールによって呼び出された場合でも、外線通話とみなされます。このオプションを選択すると、このようなコールは内線通話として扱われます。

「入力」セクション

このセクションでは、DTAエージェントやCRMアプリケーションに渡す変数のリストを作成してください。

オプション

内容

録音に関する変数を保存

これを選択すると、connect storm RECORDERフィールドで表示できるように、通話録音に対する入力値が保存されます。該当するフィールドは、Content Guru社が設定します。詳細は、サポート担当者までお問い合わせください。

URL

これを使用して、通信を処理中のDTAエージェントに、ブラウザの別ウィンドウやタブで表示するWebページのURLを指定してください。

方法は二つあります。ひとつは(先頭に = の付いた)URLを下図のように直接指定する方法:

もうひとつは、下図のように文字列型変数を利用する方法:

返信用メールのテンプレート

事前に入力されているメールテンプレートをDTAエージェントに提供する時に利用してください。使用するテンプレート変数を選択してください。

入力変数

「名前」フィールドには、エージェントに表示する値のラベル、またはCRMアプリケーションが使用するパラメータの名前を記入してください。「値」フィールドには、変数を記入してください。「追加」をクリックすると、名前と値のペアが下のリストに追加されます。

変数の順序を変更する場合は、項目を黒線で示された位置にドラッグしてください。

入力変数を使用し、エージェントスクリプトに表示できます。(エージェントスクリプトを使用し、音声通話中のエージェントはDTAの画面に表示されるテキストを読むことができる。詳細はconnect storm UC and CONTACT設定ガイド』を参照してください。)このフィールドで割り当てられたのと同じ名前を、エージェントスクリプトで使用してください。

エージェントスクリプトでのみ使用する変数は、名前の先頭にアンダースコアを付けて区別してください(下の例の”_CustomerID” ID変数を参照)。

テキストベースの通信やOUTBOUNDプレビューでは、DTAエージェントに渡すメッセージデータを代替値で置き換えられます。例えば、修正された発信元やメッセージなどの代替情報を表示したい場合に便利です。

メッセージタイプ「SMSレコード」の場合は:

使用する要素

名前フィールドに入力

SMS発信元

_SMS_ORIGINATION

SMS送信先

_SMS _DESTINATION

SMSメッセージ

_SMS_MESSAGE

SMSキーワード

_SMS_KEYWORD

メッセージタイプ「メールレコード」の場合は:

使用する要素

名前フィールドに入力

送信元アドレス

_FROM_ADDRESS

送信先アドレス

_TO_ADDRESS

CCアドレス

_CC_ADDRESS

メールの件名

_EMAIL_SUBJECT

メールメッセージ本文

_EMAIL_MESSAGE

プレビューペーシングプロファイルを使用するOUTBOUNDダイヤラーキャンペーンの場合:

使用する要素

名前フィールドに入力

発信先番号

_PREVIEW_DESTINATION

以下のように、「値」フィールドに、置換する値を記入してください。例:

「出力」セクション

このセクションでは、DTAエージェントからFLOWに返されたデータを格納する変数リストを作成してください。

メモ:これらの変数が使用できるのは、音声対応のみです。

オプション

内容

出力変数

「名前」フィールドには、エージェントに表示するラベルを記入してください。「値」フィールドには、エージェントが入力した値を格納する変数を記入してください。「追加」をクリックすると、名前と値のペアが下のリストに追加されます。各エントリは、DTA上で編集可能なフィールドとしてエージェントに表示されます。エージェントが保存した値が変数に格納されるので、通話後の処理に使用できます。

変数の順序を変更する場合は、項目を黒線で示された位置にドラッグしてください。

エージェント終了コード

選択したトリートメントが、connect storm UC and CONTACT「FLOWの転送を有効にする」を有効に設定されている時のみ適用可能です。

ユーザーが入力したDTMFの数字(顧客IDなど)を格納するための文字列変数を記入してください。

ユーザーID

通話がスクリプトに戻る直前に、発信者と会話したユーザーのユーザーIDを格納するための整数型変数を記入してください。遷移点の「成功」または「エージェント転送」のいずれかが使用された場合に、値が格納されます。

ユーザー名

通話がスクリプトに戻る直前に、発信者と会話したユーザーのユーザー名を格納するための整数型変数を記入してください。遷移点の「成功」または「エージェント転送」のいずれかが使用された場合に、値が格納されます。

総エージェントトーク時間

発信者がエージェントと実際に話した時間(秒単位)です。整数型または浮動小数値型変数を使用してください。複数のエージェントと話した場合は、すべてのエージェントとの会話時間の合計になります。

メモ:整数型変数を使用する場合、小数点以下は切り下げられます。

前回のエージェント通話時間

発信者がエージェントとの会話に費やした時間(秒単位)です。整数型または浮動小数値型の変数を使用してください。 複数のエージェントと話した場合は、一番最後に話したエージェントとの会話に費やした時間だけが採用されます。

メモ:整数型変数を使用する場合、小数点以下は切り下げられます。

「レコーディングオプション」セクション

通話の録音モードを設定することができます。発信者の入力、またはこのスクリプトで使用可能な設定に基づいてモードを設定することができます。ここでの設定は、connect storm UC and CONTACTで設定される通話録音モードよりも、優先されます。connect stormユーザーが通話を他のキューに転送するときにも、ここでの設定が優先適用されます。

メモ:本機能は、音声対応のみサポートします。また、選択した「トリートメントタイプ」が「ユーザー」、「ハントグループ」、「スーパーバイザ管理グループ」、または「コンタクトキュー」の場合にのみ、適用されます。

オプション

内容

デフォルトのレコーディング設定を上書き

connect storm UC and CONTACTで設定されている録音設定をこのアクションセルの設定で上書きできます。

レコーディングオプションの選択方法

「レコーディングオプションを選択」または「動的レコーディングオプションを使用」のいずれかを選択してください。

「レコーディングオプションを選択」オプションを選択した場合は、以下の4つのいずれかを選択してください。(各オプションの詳細は、以下の「レコーディングオプション」表を参照してください)。

「動的レコーディングオプションを使用」を選択した場合は、 「レコーディングオプション」フィールドに整数型変数を指定してください:

「レコーディングオプション」フィールドでは、 先頭に「=」を付けた0~3の整数値も使用できます。0~3は、4つのレコーディングオプションに該当します。(各値の意味については、以下の「レコーディングオプション」表を参照してください)。

レコーディングオプション

レコーディングオプションは4つあります:

整数値

オプション

意味

0

レコーディングしない

通話は録音されません。connect stormユーザーが録音開始することもできません。

1

常時記録

自動的に通話が録音されます。connect stormユーザーは録音を停止させることができません。

2

必要に応じてレコーディング

自動的には通話は録音されません。connect stormユーザーは手動で録音を開始することができます。

3

レコーディング実施(停止可)

自動的に通話が録音されます。connect stormユーザーは手動で録音を停止することができます。

優先エージェントへのルーティング

メモ:着信を前回対応したエージェントにアサインした場合のFLOWスクリプト設定方法については、[前回対応者を取得]アクションセルの説明を参照してください。

第一のオプションリストで「コンタクトキュー」を選択すると、着信を優先エージェントにアサインするための追加フィールドが使用可能になります。

「優先エージェントにルーティング」チェックボックスを選択し、「優先エージェント識別子」フィールド、通信をルーティングさせたいエージェントの識別に使用する文字列変数を記入してください。最初にエージェントのユーザーIDまたは内線(文字列の最初の3文字が「ext」の場合)、次にユーザーのフルネーム、最後にユーザー名で一致するものがあるかどうか検索する為に、システムはこの変数の値を使用します。OUTBOUNDキャンペーン用のFLOWスクリプトの場合は、このフィールドを使用し、通信に対応する特定のエージェントを識別できます。

プロパティの「コンタクトにルーティング」セクションにある最初のドロップダウンリストで(または実行時にキューを識別するためのフィールドに変数をドラッグして)、優先されるべきエージェントが対応不可の場合の代替キューを選択してください。「優先エージェントのタイムアウト」ドロップダウンリストでは、システムがキューへルーティングする前に、エージェントへのルーティングを試みるタイムアウト期間を指定します(タイムアウトは最大で14日間に設定できます)。

例については、「インタラクションを同じエージェントにルーティング」を参照してください。

この方式でルーティングされた音声通話の場合:

また、「優先エージェント識別子」フィールドに@IM Last User IDシステム変数を入力し、非アクティブ状態により終了したウェブチャットの会話の再開を決定した顧客が、同じエージェントにルーティングされるようにすることができます。

遷移点

遷移点

内容

成功

正常にルーティングされた場合。

お問合せがスクリプトに戻され(「エージェント終了コード」パラメータを参照)、「エージェント転送」ルートがない場合も同様。

失敗

転送ルールおよびオーバーフロールールの拡張設定を行ったにもかかわらず、ルーティングされなかった場合。OUTBOUNDコールがアウトバウンドキューの最大待機時間に達したときにも、この遷移点へ移行します。

無効な詳細

プロパティの「コンタクトにルーティング」セクションにある第二のドロップダウンリストが「動的トリートメント」に設定されいるが、システムが割当先を見つけられなかった場合。

エージェント転送

音声対応のみサポートされています。

エージェントが、定義済みのDTMFシーケンスを入力し、お問合せを別のスクリプトに転送させた場合。「エージェント終了コード」のパラメータを参照してください。

コールバック

音声対応のみサポートされています。

発信者がコールバックをリクエストした場合。

メモ:connect storm UC and CONTACTで「コンタクトキュー」タイプのトリートメントにルーティングされ、トリートメントの「コールバックを有効にしますか?」オプションが有効になっている音声通話に適用されます。

エラー

内部エラーが発生した場合。