次の操作を行ってください。
ボタンをクリックし、「変数」パネルを展開表示します。
このパネルにある「タイプ」フィールドで、作成したい変数タイプを選択し、「名前」フィールドに分かりやすい名前を入力してください。名前はスクリプト内の他の変数と重複してはいけません。名前は、文字で開始することとし、a~zの文字、A~Zの文字、0~9の数字、または ‘_’(アンダースコア)のみ利用可能です。スペースは利用できません。
メモ:変数は、一度作成すると、名前を変更することはできません。
ヒント:ユーザー変数型をダブルクリックすると、その型の変数作成を開始できます。
他のユーザーが変数のデータ型を一目で識別できるように、プリフィックスを付けることをお勧めします。プログラマは下記の記法をよく使用します。
変数タイプ |
内容 |
例 |
|
l |
整数型(小文字の「エル」で、大文字の「アイ(I)」ではありません) |
「長整数型」(long integer) |
lCount |
sz |
文字列 |
「ゼロ終端文字列」(zero-terminated string) |
szServicePIN |
b |
ブール値 |
「ブール値」フラグ(boolean) |
bCaptured |
f |
浮動小数点数 |
「浮動小数点」変数(floating point) |
fBilledAmount |
dt |
日付 |
「日付と時刻」(date and time) |
dtCurrentDate |
arr |
配列 |
配列(array) 追加のプリフィックスを使用し、配列のデータタイプを指定できます。 |
arrfPrices arrszCustInfo arrobjCustDetails |
obj |
オブジェクト |
オブジェクト(object) |
objCust1Details |
tem |
テンプレート |
メールテンプレート(email template) |
temStandard |
変数に複数のワードが含まれる場合は、読みやすくするために各ワードの先頭を大文字で開始することを推奨します。
定数値(サービス内で変化しないと考えられる値)には、通常、大文字の名前を付けます。例えば、lVAT_VALUEやszDR_NUMBERのように記述します。
オブジェクトタイプの変数を作成する場合は、オブジェクトタイプオプションリストを使用し、適切なグループからオブジェクトタイプを選択します(各オブジェクトは、関連付けられたOpenAPI仕様のタイトルに基づいてグループ名の下にリストされます)。
または、配列型の変数を作成する場合は、「データ型」オプションリストリストを使用し、配列の要素が格納するデータ型を指定します。
メモ:配列のデータ型がオブジェクトである場合は、オブジェクト型オプションリストからそのオブジェクト型を選択してください:
変数に開始(初期)値が必要な場合は、それを「値」フィールドに入力してください。日付変数の場合、以下に示すフォーマットで日付と時刻を入力してください。 ボタンをクリックすると、グラフィックを使って簡単に設定することができます。
ボタンをクリックして変数を保存します。該当する変数型セクションに新しい変数がリストされます。
ラテン文字使用言語では、変数はアルファベット順に表示されます(ECMAScriptの標準に基づく)。日付要素やオブジェクトメンバーなどの構造化変数の要素には適用されません。
メモ:変数の初期値を編集するときは、変数をクリックして「値」フィールドで値を編集し、最後に ボタンをクリックしてください。
メモ: [アウトバウンドコール]アクションセルでの使用用途で、システム生成コールデータ(「通話データ」のシステム変数を参照)を保持するための、通話データを構造化したユーザー変数を作成することもできます。
メモ:変数の削除:削除したい変数を選択し、 ボタンをクリックしてください。
「変数」パネルにある変数の上にマウスカーソルを置くと、変数のデータ型を示すツールチップが表示されます。配列変数やオブジェクトなどの構造化変数の場合は、特に便利です。下記の図は、配列変数arrstrNamesのタイプが文字列であることを示しています。
オブジェクト変数のツールチップは、ドットで区切られた変数のオブジェクトタイプとグループ名を示します。下記のツールチップを参照すると、オブジェクト変数arrobjCust1LoanDetailsのタイプは「LoanDetails」で、グループは「Customer Portfolios - v3」です。
オブジェクトメンバーのツールチップは、メンバーのデータタイプを示します。下記のツールチップを参照すると、オブジェクトメンバーfinalPaymentAmountのデータ型は、浮動小数点数です。
変数をサポートするアクションセルフィールドに変数名をタイプ入力するか、「変数」パネルから対象フィールドに変数を直接ドラッグします。
メモ: パラメータ名が赤いものは、変数が定義されていないことを示します:
アクションセルのなかには、日付構造全体ではなく、個々の日付/時刻要素のみしか使用しないものもあります。そのようなアクションセル([日付を入力]アクションセルなど)で日付変数を使用するときは、「変数」パネルで対象の日付変数を展開表示し、アクションセルプロパティの対象フィールドに日付要素をドラッグします:
メモ:日付要素を空のままにした場合、その要素の値はゼロとみなされます。これは無効な日付形式とみなされ、[変数を比較]などのアクションセルでエラーが生じる可能性があります。
アクションセルプロパティにグローバル変数に入力する場合は、変数名に必ず、「$」記号を含めてください。