アウトバウンドコール

 

着信した電話を転送します。

 

着信した電話を転送してください。1つの番号に静的に転送することも、番号リストを基準にしてその中からランダムに、順番に、あるいは重み付けをして転送をすることもできます。番号のリストはアクションセル内で直接作成できます。番号リストがあれば、つながるまで各番号にダイヤルします。つながらなかったら、「失敗」遷移ルートに沿って実行されます。

着信電話の転送先をサードパーティのコールセンターまたはカスタムサービスにすることもできます。これにはカスタムサービスを作成するための別のプロジェクトが必要となります。カスタムサービスを作成する際は、テーラーメイドのプロジェクトが別途必要となります。通話はキューに入れられ、先入れ先出しで指定したコールセンターに転送されます。キューは、connect storm UC and CONTACTを使ってセットアップすることも(詳細はconnect storm UC and CONTACT設定ガイド』を参照)、FLOWスクリプトで自動作成することも可能です。

プロパティ

「アウトバウンドコール」セクション

「メディア」セクション

「オプション」セクション

「コールキューイング」セクション

「接続済みコールスクリプト」セクション

「VIEWデータ」セクション

「アウトバウンドコール」セクション

このセクションでは、転送する番号を設定してください。

オプション

内容

番号選択タイプ

「シーケンシャル」、「ランダム」、または「重み付け」の中から選択してください。

送信アドレスタイプ

「番号のリスト」を選択すると、アクションセル内で転送先リストを作成することができます。

「デリバリポイントのリスト」を選択すると、予め設定しておいたデリバリポイントないしデリバリポイントグループを使用できます。デリバリポイントは、connect storm STUDIOで設定してください。設定方法は、connect storm STUDIOユーザーガイド』を参照してください。デリバリポイントは、同時通話の最大数に合わせて制限されていることがあります。最大数は、その場所で電話対応ができるエージェントの数に合わせるのが一般的です。デリバリポイントに通話を割り当てる場合、システムは、最大同時通話数に達するまで最初のデリバリポイントを呼び出し、それからリスト内の次のデリバリポイントへ進みます。

アドレス/

デリバリポイント

通話を番号リストにルーティングする場合は、ルーティング先の番号(先頭に「=」を付けたリテラル、または文字列変数)を入力し、「追加」をクリックしてその番号を下のリストに追加してください。

デリバリポイントリストの場合は、あらかじめ設定されたデリバリポイント/グループを選択してください。

 

重み付け

「重み付き」番号選択タイプの場合にのみ表示されます。

ダイヤルしたい発信先番号のリストがある場合は、追加する番号またはデリバリポイントに対する重み付けパーセンテージを、スライダーを使って選択してください。例えば、50%の重みが割り当てられた発信先には、25%の重みの番号の2倍の頻度で発信されます。最初の発信でつながらなかった場合は、別の番号に架電します。架電される番号は、リスト上にあるダイヤルされていない番号の中から、適用されている重み付けに従って、選択されます。

スケールの最大値は、発信先を追加する際にまだ残っているパーセンテージのウェイトを反映します。

通話データ

これは、通話のデータを取得する場合に使用してください。実行するには、「通話データ」システム変数に基づいて、フィールドにユーザー変数を入力してください。「追加」をクリックすると、下のリストにエントリが追加されます。

「メディア」セクション

このセクションでは、発信者及び着信側に再生するオーディオプロンプトを定義してください。

オプション

内容

メディアリストを選択/

動的メディアリストを使用/

メディアリスト/

このアクションセルで使用するプロンプトが含まれるメディアリストを選択するには、このオプションを使用してください。

「スクリプトでのメディアの使用」も参照してください。

保留プロンプトを使用/

メディアアイテムを選択/

動的メディアアイテムを使用/

保留プロンプト

通話保留中に発信者に保留ミュージックないし保留メッセージを流したい場合に選択してください。流すものも選択してください。 

「スクリプトでのメディアの使用」も参照してください。

失敗プロンプトを使用/

メディアアイテムを選択/

動的メディアアイテムを使用/

失敗プロンプト

アウトバウンドコールに失敗したときに発信側に失敗メッセージを流す場合に選択してください。選択後、再生するメッセージを選択してください。 

「スクリプトでのメディアの使用」も参照してください。

ウィスパープロンプトを使用/

メディアアイテムを選択/

動的メディアアイテムを使用/

ウィスパープロンプト

接続の直前に着信側に音声メッセージを再生する場合は、これを選択してください。再生するウィスパーメッセージも合わせて選択してください。 

「スクリプトでのメディアの使用」も参照してください。

「オプション」セクション

このセクションでは、タイムアウト、ルーティング、および録音オプションを設定してください。

オプション

内容

コールタイムアウト時間を選択/

動的コールタイムアウト時間を使用/

タイムアウト

サービスが、通話のルーティングに失敗したと判断する継続時間、またはリスト内に次の番号がある場合に、その番号へのルーティングを試行するまでの継続時間を(秒で)指定します。 

静的にタイムアウト時間を設定するときは、「コールタイムアウト時間を選択」を選択してから、ドロップダウンリストからタイムアウトを選択してください。

「動的コールタイムアウト時間を使用」を選択すると、変数でタイムアウトを指定することができます。

Aパーティの発信元番号を転送/

ユーザー定義の発信元番号を転送/

発信元番号

メモ:このプロパティは、スクリプトに発信元番号が既に設定されている場合は無効になります(別のFLOW管理者が設定している場合など)。 

着信側に表示する番号を選択します。 

発信者の番号を転送表示する場合:

リテラル値としてカスタムした番号(下の例を参照)、あるいは文字列変数を指定することができます。

通話の録音

通話を録音する場合に選択してください。

録音失敗時に通話を終了

法的規制により通話を録音する必要がある場合に選択してください。

DTMFでスクリプトに戻る

これを選択すると、着信側がキー(アクションセルの遷移点に設定されています)を押し、コールバックをスクリプトにルーティングできるようになります。

また、通話データシステム変数が転送先の番号に関連付けられていることを確認してください。

「コールキューイング」セクション

このセクションは、転送先が話し中だった場合、先入先出のキューシステムに入れる、もしくは、匿名キューを使用し、connect storm以外のコンタクトセンターエージェントに通話をルーティングするときに使用してください。

オプション

内容

コールキューイングを有効化

転送先の番号が話し中だった場合、通話が先入先出キューに置かれます。回線が空くまで、システムは電話し続けます。これは、通話をサードパーティのコールセンターに転送する場合などに便利です。

最大キューイング時間を設定

「最大キューイング時間の設定」は、キューの中にある呼がリストの次の番号を志向する前に待機する時間を設定したい場合、または(複数番号ある場合は最後の番号に架電した場合、また複数番号ではない場合に)「失敗」遷移点に設定したアクションセルを実行させたい場合に選択してください。このタイムアウトは、コールタイムアウト時間より優先されます。

1つ目のオプションを使用すると、オプションリストから最大キューイング時間を選択できます。

2つ目のオプションを使用すると、変数で時間を指定できます。

匿名キューを有効化

システムキューではなく、connect storm UC and CONTACTに設定されているキューを選択する場合に使用してください。

キュー保留スクリプトを有効化

これを使用できるのは、Content Guru社が設定したカスタムスクリプトがある場合のみです。

キューに入っている呼に対して(指定したメッセージを再生するなどの)通話処理を行うカスタムスクリプトを使用する場合に選択してください。表示されたフィールドの設定方法については、地域のサポート担当者にお問い合わせください。

「接続済みコールスクリプト」セクション

このセクションは、コール接続時に実行するカスタムサービスを使う場合に使用してください。

オプション

内容

接続済みコールスクリプトを有効化

これは、カスタムサービスを使用する場合に選択します。

「サービス」オプションリストで必要なサービスを選択し、「モジュール」リストでアプリケーションの名前を選択します。

カスタムサービスに渡す変数のリストを作成する場合は、「入力変数」セクションを使用してください。「名前」フィールドに、サービスが認識している変数の名前を入力してください。「値」フィールドに、渡す値 (=で始まるリテラル値か、文字列変数)を入力してください。「追加」をクリックし、名前と値のペアを下のリストに追加します。

カスタムサービスから返される変数のリストを作成する場合は、「出力変数」セクションを使用してください。

「VIEWデータ」セクション

このセクションは、connect storm VIEWに設定されている拡張レコードフィールドに値を入力する際に、このアクションセルによってルーティングされたアウトバウンドコールのユーザー変数に格納されている値を使う場合に使用してください。

オプション

内容

VIEWデータを設定

これは、アウトバウンドコールの拡張レコードフィールドにデータを入力する場合に選択します。

VIEWで作成した拡張レコードを選択すると、そのレコードに対して定義されたコミット済みフィールドが表示されます。例:

各フィールドの文字数の上限は2,048文字です。

すべてのフィールドの合計サイズが3,900バイトを超えると、各フィールドは合計サイズの制限以内に収まる様に各フィールドが切り捨てられます。

遷移点

遷移点

内容

成功

着信側がアウトバウンドコールを終えた場合。

失敗

設定されたルーティングがすべて失敗した場合。

Bパーティキーを押す

この遷移点は、アクションセルプロパティの「アウトバウンドコール」セクションで、「DTMFでスクリプトに戻る」オプションが有効な場合。

着信側が設定されたキーを押した場合。

エラー

「メディア」タブで設定した再録音プロンプト、またはメディアファイルが見つからなかった場合。

キューから削除

この遷移点は、アクションセルプロパティの「コールキューイング」セクションで、「キュー保留スクリプトを有効化」オプションが有効な場合。

カスタムスクリプトで削除オプション(発信者によるコールバックのリクエストなど)がサポートされている場合。