音声キュー

このレポートは、すべてのstorm ACDキューへの着信通話を表示します。これは過去のキューパフォーマンスのチェックを可能にし、キューに入った通話の数やキューからルーティングされた通話といった、リアルタイムエージェントキューモジュールに表示されるものと同様の統計情報を表示します。ダッシュボードレポートには、特定のキューの統計情報を表示するためにフィルタをかけることができます。

メモ: すべての列が表示されるわけではありません(詳細については、以下を参照してください)。

基本情報

カテゴリ

キュー

カスタムまたはデータエクスポート

カスタム

チャネル

ヒストリカルデータソース

CONTACT Actions

対応フォーマット

テーブルへのキー

 

ディメンションとメトリックス

レポートは、キュー、日付、および30分間(連続)ディメンションによって分類されます。キューごとに、あるいは選択したキューの選択した日付の30分間ごとに以下のメトリックスが表示されます。

メトリックス

説明

キューに入った通話件数

キューに入った音声通話の総数。複数のキューにルーティングされた場合、その通話は複数回カウントされます。たとえば、キューに入った発信者がその後別のキューに転送されるか、オーバーフローした場合、カウントは「2」になります。

キューに入って接続された通話

キューに入ってエージェントに接続された通話数。

平均応答速度

応答済みのコンタクトがキューで待機していた平均時間。

コールバックの集計では、各コンタクトがキューに入った時点からエージェントに接続された時点までの時間を考慮します。

未対応のオーバーフローキューで待機していた通話のキューでの待ち時間は、最終的に外部パーティが通話に応答した場合でも除外されます。

秒単位で測定します。

キューに入ってSLA内で接続された通話

キューに入ってからキューに割り当てられたサービスレベルの閾値内でエージェントに接続された通話数。

キューに入ってSLA内で接続された通話(%)

キューに入り、エージェントに接続されたすべての通話に対する、キューに入り、これらのキューに割り当てられたサービスレベルの閾値内でエージェントに接続された通話の割合。キューに入ってSLA内で接続されたコール数接続されたコール数の比になります。

キューでロストした通話

キューに入ってからエージェントに接続されずに切断した、オーバーフローで別のキューに入った、またはエージェントが開始したウォーム転送中にキューに送られたが、転送が完了せずにキューから除外された発信者の数。

キューでロストした通話(5~30s)

キューに入ってから5~30秒以内に切断した発信者の数。

平均通話放棄時間

発信者がキューで待機している間に通話を放棄するまでの平均時間。

秒単位で測定します。

最長待機時間(応答のあった通話)

応答済みの通話が1つのキューで待たされた最長時間。

発信者がコールバックを要請した着信電話の場合、コールバックのリクエストが行われる前に経過していたキューでの待機時間は除外されます。

未対応のオーバーフローキューで待機していた通話のキューでの待ち時間は、最終的に外部パーティが通話に応答した場合でも除外されます。

MM:SS

最長待機時間(応答のなかった通話)

未応答の通話が1つのキューで待たされた最長時間。

MM:SS

SLA(%)

キューからルーティングされた応答済みの通話の総数に対するキューのサービスレベルの時間内に応答された通話の割合。

以下のように計算されます。

A / (B + C - D)

ここで、

A = キューに入ってSLA内で接続されたコール数

B = キューに入って接続されたコール数

C = キューでロストしたコール数

D = 5~30秒内でキューでロストしたコール数

たとえば、サービスレベルが5分で、キューに入った発信者が5人いるとします。

dLostInQueueInSL.png

最初の発信者は2分後にエージェントに接続します。2人目の発信者は3分後にキューに入ったまま通話を終了します。3人目および4人目の発信者はそれぞれ6分後、7分後にエージェントに接続します。5人目の発信者は8分後にキューに入ったまま通話を終了します。この場合、

キューに入ってSLA内で接続されたコール数 = 1(発信者1)

キューに入って接続されたコール数 = 3(発信者1、3、4)

キューでロストしたコール数 = 2(発信者2、5)

5~30秒内でキューでロストしたコール数 = 1(発信者2)

よって、SLAの割合は、1/(3+2-1) = 25%になります。

計算では、サービスレベルの期間中にキューでロストした通話は、期間中にエージェントに接続したどうかが不明なため、除外されます。

ルーティング率(%)

キューに入った通話の総数に対するエージェントにルーティングされた通話の割合。

ロスト率(%)

キューに入った通話の総数に対するキューでロストした通話の割合。

平均トーク時間

エージェントがキューからルーティングされた発信者との会話に費やした平均時間。

MM:SS

平均保留時間

キューからルーティングされた発信者をエージェントが保留した平均時間。

MM:SS

平均後処理時間

エージェントが「後処理」ステータスで費やした平均時間。

MM:SS

平均通話処理時間

エージェントが通話の処理に費やした平均時間。会話、保留、後処理を含みます。

MM:SS

総トーク時間

エージェントがキューからルーティングされた発信者との会話に費やした総時間。

HH:MM:SS

総後処理時間

エージェントが「後処理」ステータスで費やした総時間。

HH:MM:SS

レポートフィルタ

フィルタ

設定

ダッシュボードで設定可能か

キュー

すべてのキューの統計を含めます。

可能。フィルタを使用して、個々のキューを含めるか、除外します。

フィルタのダッシュボードレポートへの適用に関する説明は、「ヒストリカルレポートをフィルタする」を参照してください。