CONTACT Agent Activityデータソース

エージェントのステータスが変更されるたびに、CONTACT Agent Activityデータソースにレコードが書き込まれます。

下の図は、エージェントが電話の呼び出しに応答した後、通話を保留にした場合に発生する2つのステータス変更について生成される2つのレコードを示しています。主なデータエクスポートフィールドである「ステータス」、「ステータス開始日時」、「ステータス継続時間」、「ステータス変更日時」および「次のステータス」がステータス変更にどのように関連しているかも示しています。

エージェントの電話が12:20:50に10秒間鳴る

 

エージェントが12:21:00に電話に出る

 

 

 

エージェントが12:23:00に通話を保留にする

 

 

エージェントのステータス1

エージェントの
ステータス
変更

エージェントのステータス2

 

エージェントの
ステータス
変更

エージェントのステータス3

インバウンドコール呼び出し中

インバウンド

 

保留

 

 

 

1

 

 

 

 

 

2

 

 

 

 

最初のレコード(データエクスポートフィールド)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ステータス

ステータス開始日時

ステータス
継続時間

ステータス変更
日時

次の
ステータス

 

 

 

 

 

 

 

インバウンドコール呼び出し中

14-06-2020
12:20:50

10秒

14-06-2020
12:21:00

インバウンド

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2番目のレコード(データエクスポートフィールド)

 

 

 

 

 

 

 

 

ステータス

ステータス開始日時

ステータス
継続時間

ステータス変更日時

次の
ステータス

 

 

 

 

 

インバウンド

14-06-2020
12:21:00

2分

14-06-2020
12:23:00

インバウンド
保留

 

 

エージェントは次のステータスのいずれかになります(一部のステータスにはサブステータスがあります)。

ステータスID

ステータス

意味

サブステータスID

サブステータス

0

ステータス使用不可

エージェントのステータスが設定されていませんでした。

 

 

1

ログオフ

エージェントが電話にログオンしていませんでした。

 

 

2

受付可

エージェントがコンタクトに対応可能でした。

エージェントがIPath soft phoneとペアリングされていたか、storm DTA Web iPathを使用していた場合、「アクティブ」または「iPathでアクティブ」がかわりに表示されます。

 

 

3

インバウンドコール設定

通話がstormで検出され、電話が鳴るところでした。

0

着信通話設定

アウトバウンドコール設定

エージェントが発信のためにダイヤルしていました。

1

発信通話設定

インバウンドコール呼び出し中

エージェントの電話が鳴っていました。

2

着信通話リングバック

プレビュー

エージェントがstorm OUTBOUNDレコードをプレビューしていました。

3

プレビュー

4

インバウンド

エージェントが着信通話中でした(この表の下の最初のメモを参照)。

0

保留解除

インバウンド保留

エージェントが着信通話中に発信者を保留にしました。

1

保留

5

アウトバウンド

エージェントが内部または外部の発信通話中でした。

0

保留解除

アウトバウンド保留

エージェントが手動の発信通話中に発信者を保留にしました。

1

保留

ダイヤル

エージェントがOUTBOUNDダイヤラ通話中でした。

2

ダイヤル保留解除

ダイヤル保留

エージェントがOUTBOUNDダイヤラ通話中に発信者を保留にしました。

3

ダイヤル保留

6

後処理

エージェントがインタラクションの最後に後処理に遷移しました。

 

 

7

受付不可

エージェントが自分自身を受付不可としてマークしました。

1

休憩中(iPathソフトフォンのみ)

2

着信拒否(iPathソフトフォンのみ)

受付可 - 内線のみ

エージェントが自分自身を内線通話にのみ対応可能としてマークしました。

 

 

受付可 - 直通のみ

エージェントが自分自身を直通通話にのみ対応可能としてマークしました。

 

 

DTA準備未完了

エージェントがエージェントデスクトップ(storm DTA)で自分自身を受付可としてマークしませんでしたが、コンタクトに対応するために受付可としてマークする必要がありました。

 

 

カスタム受付不可ステータス

エージェントがカスタム受付不可ステータス(昼食など)を使用して自分自身を受付不可としてマークしました。受付不可状態の説明は、stormまたは外部アプリケーション(Skype for Businessなど)から引用されている場合があります。

 

 

8

予約済

エージェントが特定のサービスのみへの通話を受けられるように予約済としてマークされました(特殊設定)。

 

 

9

SMS設定

エージェントにSMSメッセージが提示されました。

 

 

10

SMS

エージェントがSMSメッセージに対応しました。

 

 

11

メール設定

エージェントにメールが提示されました。

 

 

12

メール

エージェントがメールに対応しました。

 

 

13

チャット設定

エージェントにウェブチャットリクエストが提示されました。

 

 

14

チャット

エージェントがウェブチャットセッションに対応しました。

 

 

17

ソーシャルメディア設定

エージェントに公開ソーシャルメディアメッセージが提示されました。

1

Twitter

2

Facebook

18

ソーシャルメディア

エージェントが公開ソーシャルメディアメッセージに対応しました。

1

Twitter

2

Facebook

19

ソーシャルメディア設定(直通)

エージェントにダイレクトソーシャルメディアメッセージが提示されました。

1

Twitter

2

Facebook

20

ソーシャルメディア(直通)

エージェントがダイレクトソーシャルメディアメッセージに対応しました。

1

Twitter

2

Facebook

メモ: データエクスポートレポートには、「インバウンド」ステータスから再度発生した「インバウンド」ステータスに変化したエージェントを示すレコードが表示されることがあります。最初の「インバウンド」ステータスはエージェントが通話に応答したとき(通常は1秒未満)、2番目の「インバウンド」ステータスはエージェントが発信者に接続されたときのものです。

メモ: DTAによって開始された発信通話の間、エージェントのステータスは、まずデバイスが鳴ったときに「アウトバウンドコール設定」ステータスに遷移します(デフォルトの動作)。

データレコードは、データエクスポートレポートに組み込むことのできる各種データフィールドに書き込まれます。

ステータス変更を使用して、便利なエージェントアクティビティメトリックスを作成できます。たとえば、インバウンドコール設定からインバウンドへのステータス変更は、電話が鳴っている状態からエージェントが発信者に接続された状態への遷移を示しています。これは、「応答された着信通話」メトリックスとして有効です。

詳細情報

セクション

説明

CONTACT Agent Activity

このデータソースの各データエクスポートフィールドについて詳しく説明し、インタラクションでのフィールドの入力方法を示します。データエクスポートフィールドごとにトピックがあります。

この情報は、データエクスポートレポートの理解と作成に役立ちます。また、このセクションの各トピックには、データエクスポートレポートのサポート対象(フィルタディメンション、または両方)が記載されています。データエクスポートフィールドがフィルタをサポートしている場合、集計項目を設計する際に、レポートのフィールドに値を含めたり除外したりすることができます。データエクスポートフィールドがディメンションをサポートしている場合、レポートのフィールドの値に基づいて、カスタムレポートに集計項目の内訳を記載できます。

CONTACT Agent Activity

このデータソースの標準的な集計項目について詳しく説明します。集計項目を使用して、カスタムヒストリカルレポートを作成できます。