FLOWアクションセルリファレンス

スクリプトの実行開始ポイントである[スタート]アクションセルを除き、 すべてのアクションセルは、FLOWによって提供される幅広い機能領域に基づいて9つのカテゴリに分類されます。

 

 

ハウスキーピング

このカテゴリは、スクリプトへのコメントの追加、スクリプトの一時停止、スクリプトの進行状況の測定、サポートアラートの通知、storm VIEWへの情報の送信など、スクリプトの一般的な管理機能を提供します。

 

プログラム関連

このカテゴリは、計算の実行、データの操作と検証、変数の割り当てと比較、ループ回数のカウントなどの基本的なプログラミング機能を提供します。

 

文字列操作

このカテゴリは、文字列変数を操作する機能を提供します。文字列の検索、抽出、検証、フォーマット、置換、追加などを実行できます。 また、URIクエリ文字列も操作できます。

 

呼制御

このカテゴリは、着信を他のアプリケーション(storm UC/CONTACTなど)やFLOWスクリプトにルーティングする、または発信グループまたはデリバリポイントグループ、重み付けパーセンテージ、またはタイムスケジュールに基づいてルーティングする機能を提供します。

 

音声

メディアプロンプトの再生と録音、DTMF入力の取り込み、音声認識技術を使用したIVRメニューの作成機能を提供します。また、スクリプトに音声認識、音声合成、および音声生体認証機能を含めることもできます。

 

データベース

このカテゴリは、データベースおよびstorm DATA MANAGEMENTテーブルでSQLクエリをフォーマットおよび実行する機能を提供します。

 

接続制御

安全なWebサービスを使用してサードパーティのネットワークおよびアプリケーションに接続する機能を提供します。また、storm LOCKでメールの送信、およびカード支払いトランザクションのサポートもできます。

 

インテグレーション

このカテゴリは、storm CKSなどのアプリケーションとのインテグレーションを提供します。

 

配列

このカテゴリは、配列変数を操作する機能を提供します。

[ハウスキーピング]アクションセル

このカテゴリは、スクリプトへのコメントの追加、スクリプトの一時停止、スクリプトの進行状況の測定、サポートアラートの通知、storm VIEWへの情報の送信など、スクリプトの一般的な管理機能を提供します。

 

コメント

情報としてスクリプトにコメントを追加します。

 

スリープ

指定した期間、スクリプトの実行を一時停止します。

 

日付を取得

日付変数に現在の日時を自動的に入力します。

 

日付を入力

日付変数に、固定の値または別の日付変数からの値を入力します。

 

アラートを通知

アウトバウンドコールのエラーなど、即座に対応すべき重大な障害についてのアラートをstormネットワークオペレーションセンター(NOC)に通知します。

 

ライブイベントを公開

定義したイベントカウンターstorm VIEWに公開します。

 

ストップウォッチをスタート

ストップウォッチを開始、あるいは、一時停止しているストップウォッチを再開します。

 

ストップウォッチを読み取り

計測中のストップウォッチを読み取る。読み取り後、ストップウォッチを続けることも、一時停止することも可能。

[プログラム関連]アクションセル

このカテゴリは、計算の実行、データの操作と検証、変数の割り当てと比較、ループ回数のカウントなどの基本的なプログラミング機能を提供します。

 

ケースを選択

整数値または変数に格納された文字列値と、リテラル値(または他の変数に保持されている値)とを比較し、その結果に従って分岐を行います。

 

変数を割り当て

変数に値をアサインします。

 

ループ先

変数に格納されている値を1つインクリメントし、新しい値に応じて分岐を行います。

 

変数を比較

2つの値を比較し、1番目の値が2番目の値よりも小さいか、等しいか、より大きいかの条件に従い分岐します。

 

剰余算

数値(被除数)を別の数値(除数)で割り算し、その余り(剰余)を変数に代入します。

 

割り算

数値(被除数)を別の数値(除数)で割り算し、結果(商)を変数に代入します。

 

掛け算

数値を別の数値と掛け算し、その結果(積)を変数に代入します。

 

引き算

数値を別の数値から引いて、その結果(差)を変数に代入します。

 

足し算

数値を別の数値に足して、その結果(和)を変数に代入します。

 

乱数

指定された範囲内で乱数を生成します。

 

日付を検証

指定した日付が現在の日付より前か後か等しいかに応じて分岐させることができます。

 

VIEWデータを設定

ユーザー変数に保存された値が、storm VIEWにセットアップされた拡張レコードフィールドに入力されます。

[文字列操作]アクションセル

このカテゴリは、文字列変数を操作する機能を提供します。文字列の検索、抽出、検証、フォーマット、置換、追加などを実行できます。 また、URIクエリ文字列も操作できます。

 

文字列を抽出

文字列変数内の、指定された場所(オフセット)から連続した文字数を抽出し、抽出した文字列を別の文字列変数に格納します。

 

文字列を検索

文字列変数内の一連の文字を検索し、それに応じて分岐します。

 

文字列の長さ

文字列の文字数を測定します。

 

文字列をフォーマット

スクリプトによって収集された複数の変数を、1つの文字列変数に結合します。

 

検索して置換

文字列変数内の一連の文字を別の一連の文字で置換します。

 

文字列を追加

文字列の末尾に別の文字列を追加し文字列を拡張します。

 

文字列を挿入

指定した文字列の指定された位置(オフセット)に、別の文字列を挿入します。

 

文字を挿入

文字列内の指定した場所(オフセット)にASCII文字を挿入します。

 

大文字・小文字を変換

文字列変数内のすべてのアルファベット文字を、大文字または小文字に変換します。

 

文字列を解析

URIクエリ文字列からパラメータ値を取得します。

 

文字列を作成

URIクエリ文字列に値を挿入します。

[呼制御]アクションセル

このカテゴリは、着信を他のアプリケーション(storm UC/CONTACTなど)やFLOWスクリプトにルーティングする、または発信グループまたはデリバリポイントグループ、重み付けパーセンテージ、またはタイムスケジュールに基づいてルーティングする機能を提供します。

 

アウトバウンドコール

着信した電話を転送します。

 

パーセンテージ分割

重み付けのパーセンテージに従って通信を配分します。

 

グループルーティング

発信者の電話番号(CLI)またはダイヤルした番号(DDI)のいずれかに応じて着信通話をルーティングします。

 

タイムスケジュール

タイムスケジュールに従って通信をルーティングします。

 

サービスにルーティング

現在のFLOWでは使用できない機能を持つ外部サービスモジュールへ通信をルーティングします。

 

SMS

1つまたは複数の宛先にSMSメッセージを送信します。

 

コンタクトにルーティング

storm UC/CONTACTで設定されたユーザー、またはトリートメント(キューやハントグループなど)に通信をルーティングします。

 

SIPトランク

サプライヤによって設定されたSIPトランクを介して、IP-PBXまたはSIPゲートウェイデバイスにコールをルーティングします。

 

統計を取得

対象キューに対応できる受付可能エージェント数、「アクティブ」ステータスのエージェント数、キュー内の発信者数、予測キュー待機時間を取得します。

 

電話に応答

インバウンドコールが課金目的で接続されたとみなされるスクリプト内のポイントをマークします。

 

テイクバックして転送

オリジナルの発信者(相手A)から、相手Bに電話をルーティングするが、このとき、電話を取り戻し、別の相手Cとつなぐことができるようにします。

 

RECORDERにルーティング

通話をstorm RECORDERアプリケーションにルーティングします。

 

キャップをリリース

通話の終了時に、キャップオブジェクトの最大同時コール制限値の発生件数からこの通話を削除します。

 

FLOWサービスを実行

子FLOWサービスを実行します。

 

ボイスメール

発信者をボイスメールボックスに誘導します。ボイスメールボックスでは、発信者がメッセージを残すか、発信者宛てに残されたメッセージを取得することができます。

[音声]アクションセル

メディアプロンプトの再生と録音、DTMF入力の取り込み、音声認識技術を使用したIVRメニューの作成機能を提供します。また、スクリプトに音声認識、音声合成、および音声生体認証機能を含めることもできます。

 

メディアを再生

発信者に音声プロンプトを再生します。

 

録音

トーンの後に通話を録音します。

 

データを収集

発信者による一連のDTMFキー入力を取り込みます。

 

メニュー

DTMFキー入力または自動音声認識(ASR)、もしくはその両方に従って発信者をルーティングします。

 

音声を読み上げ

発信者に時間、日付、番号、数字、アルファベットなどのデータを読み上げます。

 

プロンプトを再録音

オーディオファイルの内容を変更します。

 

プロンプトをコピー

あるオーディオファイルから別のオーディオファイルにコンテンツをコピーします。

 

音声を検出

接続された回線で音を聞き、適宜分岐します。

 

TTS

音声合成発信者に、テキストを合成音声で読み上げます。

 

ASRメニュー

発信者の音声入力が文法ファイル内の1つ以上の設定済み項目と一致するかどうかに従い発信者をルーティングします。

 

プロンプトキューに追加

発信者へのオーディオプロンプト再生を開始し、オーディオの再生終了を待たずに次のアクションセルに遷移します。

 

プロンプトキューを待つ

次のアクションセルに移動するとき、[プロンプトキューに追加]の全プロンプト再生終了まで待つのか、指定された時間だけ待つのかを設定します。

 

プロンプトキューを停止

このアクションセルより前にある[プロンプトキューに追加]アクションセル内のプロンプトの再生を停止させることができます。

 

録音を再生

[録音]アクションセルでキャプチャした録音を再生します。

 

音声認識

音声をテキストに変換します。

 

音声モデルを登録

発信者が読み上げたフレーズと音声を使用して声紋を作成し、音声認識システムのデータベースに登録します。発信者が再度電話をしてきた際に、その人物の身元を確認することを目的としています。

 

音声モデルを確認

音声認識システムのデータベースに発信者の登録済みの声紋があるかどうかを確認します。

 

音声モデルを認証

発信者が読み上げたフレーズと音声を、音声認識システムのデータベースに格納している登録済みの声紋と比較し、一致するものが見つかったら、発信者の身元を確認します。

 

マシンエージェント

顧客の発話に対するマシンエージェント(チャットボット)の解釈によって、顧客をルーティングすることができます。

 

ボイスメールを検出(AMD)

ボイスメールを検出(AMD)。storm OUTBOUNDのダイヤラキャンペーンで生成された通話の接続先が留守番電話である可能性が高いかどうかを判定し、その結果に従って分岐を行います。

[データベース]アクションセル

このカテゴリは、データベースおよびstorm DATA MANAGEMENTテーブルでSQLクエリをフォーマットおよび実行する機能を提供します。

 

データベースクエリ

データベーステーブルでSQLクエリを作成し、必要に応じて実行します。

 

クエリを実行

[データベースクエリ]アクションセルで作成されたSQLクエリを実行します。

 

クエリ結果を取得

メモリから一度に1行ずつデータを取得し、次のアクションセル([文字列をフォーマット]など)に渡します。

 

DATA MANAGEMENT

storm DATA MANAGEMENTテーブル内の情報の選択、挿入、または更新を行います。

[接続制御]アクションセル

安全なWebサービスを使用してサードパーティのネットワークおよびアプリケーションに接続する機能を提供します。また、storm LOCKでメールの送信、およびカード支払いトランザクションのサポートもできます。

 

Webサービス

サードパーティのデータベースまたはエンドポイント(ウェブサービス)に接続し、情報の送受信を行うことができます。

 

メールを送信

1つまたは複数の宛先にメールを送信します。

 

エージェントの詳細を選択

キューで、次に対応するエージェントのコンタクト詳細を取得します。

 

カード番号を取得

storm LOCKに送信する、顧客のクレジットカード番号またはデビットカード番号を取得します。

 

セキュリティコードを取得

storm LOCKに送信する顧客のクレジット/デビットカードのセキュリティ番号を取得します。

 

トランザクションを送信

storm LOCKに支払い明細を送信し、ペイメントサービス事業者(PSP)に提示するのに使用するアクションセルです。

 

エージェントグループ可否

エージェントグループのステータスをアクティブまたは非アクティブに設定します。

 

前回対応者を取得

SMS、メール、またはソーシャルメディアで、前回、顧客対応した、エージェントのIDと日時を取得します。

 

メッセージを送信

ソーシャルメディアのインタラクションに対し、テキストメッセージの返信を送信します。

 

REST API

RESTful APIにデータの取得、変更、または削除のリクエストを送信し、レスポンスで返されたデータをスクリプト内の他の場所で使用できるように格納します。

[インテグレーション]アクションセル

このカテゴリは、storm CKSなどのアプリケーションとのインテグレーションを提供します。

 

CKSを検索

storm CKSからコンタクト情報を取得します。

  CKSレコードを作成 stormのCKSデータベースにレコードを追加します。

[配列]アクションセル

このカテゴリは、配列変数を操作する機能を提供します。

 

配列長を取得

配列変数のデータ値の数を返します。

 

配列に追加

配列変数内の指定した位置に単一のデータ値を追加します。

 

配列から読込

配列変数内の指定した位置から単一のデータ値を読み込み、他の場所で使用できるように格納します。

 

配列から削除

配列変数内の指定した位置から単一のデータ値を削除し、オプションで他の場所で使用できるように格納します。

 

配列を更新

配列変数内の指定した位置にある単一のデータ値を別の値で置換します。